業務概要(測量・調査)
土木・建築工事において、測量は必要不可欠な作業です。土木・建築工事においては、地形形状を把握したり、建築物や構造物の位置や高さを決めたり、用地境界を確定させる必要があり、そのためには測量を行う必要があります。
また、地中には電気、水道、通信など様々なものが埋設されており、工事中の事故や破損を防ぎ、インフラの安全性を確保するためには、これらの位置を正確に把握することが重要となってきます。さらに、地上からは確認できない埋設管の劣化状況を確認することも、インフラ設備の維持管理には欠かせないことです。
当社では、路線測量や河川測量、用地測量など、土木設計に必要なデータを集積する測量の他、埋設管調査や管路調査などを行っています。
実施項目
- ■ 基準点測量
- ■ 水準測量
- ■ 路線測量
- ■ 河川測量
- ■ 用地測量
- ■ 現地測量
- ■ 道路交通量調査
- ■ 埋設管路調査
実施事例
業務名 | 旧埋設管調査業務 |
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所在地 | 東京都多摩市 |
発注者 | 多摩市 |
数量 | 配管調査業務 ・輸送管現地調査 N=21か所 |
実施内容 | 本業務では、多摩センター地区において「廃棄物運搬用管路」について、今後の安全性の確保及び維持管理における方向性を検討し、配管の腐食進行度合いから判断する残余寿命・安全確保期間などの検討を行うことを目的として、管厚測定を行いました。 対象管路は布設から32~42年経過した口径500mmの鋼管で、21箇所の点検ピット内にて超音波肉厚測定器を用いて管厚測定を行いました。さらに、測定結果を用いて各埋設管の応力照査と耐用年数の推定を行うことで許容肉厚に達するまでの年数を算出しました。。 調査結果としては、管外面に孔食(マクロセル腐食)が一部確認されたものの、管外面よりも管内面に減肉が多く発生していました。腐食の進行状況を把握するために、次回の調査においても腐食速度の増加が確認された箇所について内面目視調査を行い、将来の維持管理に対する経過観察だけではなく、具体的な維持管理対策を行う必要性について報告しました。 |